仕事上のごあいさつ

tenshinokuma2009-01-09

仕事上のごあいさつのメールを、ついでにここにも書いておきます。

ということで、よろしくお願いします。

写真は青虫チョコのアップです。

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 少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

 昨年は本当にいろいろとお世話になりました。
 おかげさまで、「ジャーナリスト」としての展開は、多少はいろいろなことができたかもしれません。今年はこの延長で更なる展開をしていきたいと思っています。
 テーマは「シルバー・グリーン・ニューディール」です。世間ではバラク・オバマ次期アメリカ大統領による再生可能エネルギーへの投資などを中心とした「グリーン・ニューディール」が注目されています。これは金融危機下にあって、EUなど世界的な期待となっており、日本でも政策の実現が期待されています。ですが、雇用問題を考えた場合、まず介護労働者の待遇改善が緊急の課題です。高齢者が安心して生活できる持続可能な社会を構築し、そのインフラを整備するとしたら、それは「シルバー・ニューディール」ということになりはしないでしょうか。そして、安心できる社会と引き換えに、その金融資産を投資し、再生可能エネルギー省エネルギーなどを進めるとすれば、「シルバー・グリーン・ニューディール」ということになっていくと思います。このことは、オピニオンとしてしっかりと打ち出しておきたいことの一つです。

 ちょっと長くなって申し訳ありません。以下、昨年のご報告をさせて下さい。


1.昨年は「分散型発電新聞」の仕事がメインでした。記事を書くというよりも、いろいろなインタビューをさせていただいたということです。とりわけ、洞爺湖サミットを目の前にした政治家連続インタビューは、かなり充実した仕事になったと思います。ご参考まで、インタビューした政治家の名前をあげておくと、中川雅治議員、岡田克也議員、斉藤鉄夫議員、深谷隆司議員、北川知克議員、川口順子議員、阿部知子議員、谷本龍哉議員、福山哲郎議員、水野賢一議員といった方々です。また、西村六善内閣府参与のインタビューも充実したものになりました。本当に貴重なお話をおうかがいすることができ、感謝しています。
 このほか、「世界を読む」という連載コラムも書かせていただきました。日本という国はとてもドメスティックなところで、海外の潮流というのが、ネット社会であってもなお、感じられません。そこで、日本ということにとらわれない視点で世界の流れを報告したいという、そういう試みでした。けっこう、他のメディアとは異なる記事になったのではないかと、勝手に思い込んでいます。
 新社会システム総合研究所様のセミナーの企画協力もさせていただきました。講師の皆様、本当にお世話になりました。
http://www.onsitehatsuden.jp
http://www.ssk21.co.jp/

2.春には本を出しました。タイトルは「電力・ガス業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本」で、秀和システムという出版社からの刊行です。業界の解説本と言ってしまえばそれまでなのですが、ぼくにとっては環境エネルギーの分野で15年くらい仕事をしてきたことの総決算といったものです。たぶん、電力自由化地球温暖化原子力といったエネルギー業界をとりまく問題を一つにまとめた本というのは、他にないと思います。ほとんどの本は、いずれかの視点で書かれているので、その点では、意外にユニークな本になっているはずです。
 原子力、とりわけ再処理にはやや批判的になってしまいましたが、それでもかなり公平に見ており、反原子力ではありません。読者は公益事業に就職したい人や若い社員を念頭に置いています。その人たちが企業の中枢を担う時代には、今と同じような電力会社、ガス会社だと思いますか?そうではないでしょう。そこが本質的なテーマなのです。
 ぜひとも読んでいただけたらと思います。
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/1935.html

3.昨年、新しくスタートしたのが、「ダイヤモンド・ビジョナリー」と「ビズテリア経営企画」という、いずれもビジネス誌での原稿執筆です。前者は営業専門誌ということで、あまりなじみがなかった業界の方々のインタビューをまとめさせていただきました。営業というより、ビジネスの新しい流れが入ってくるという点で、有意義な体験でした。後者は、企業のエグゼクティブ向けのフリーペーパーです。さまざまなコンサルタント会社が、企業が抱える課題に対して提案する記事が掲載されています。フリペですので、ぜひとも購読して下さい。
http://www.diamond-biz.co.jp/
http://www.bizteria.com/

4.環境エネルギー政策研究所のメールマガジン「SEEN」はあまり発行できませんでした。昨年以上に反省してしまうのですが、今年もよろしくお願いいたします。
http://www.isep.or.jp

5.仕事といえるのかどうかは別として、「男の隠れ家ONLINE」では、ロックのコラムを毎週ペースで書かせていただきました。マニアックにイエスのことを書くという、かなりオタクな内容なのですが、それゆえ、とても楽しく書かせてもらいました。これも、ぜひとも読んでやって下さい。
 サッポロのエーデルピルスをめぐる座談会も楽しかったです。
http://otokonokakurega.net/navigator/84/
http://otokonokakurega.net/SPECIAL_20080714/

6.引き続き、「介護保険情報」という専門誌でも記事を書かせていただきました。
一昨年同様に、グローバルな環境問題とローカルな高齢者福祉問題という幅の中で、いろいろな刺激を受けながら仕事をしてきたといったところです。というか、本当に学ぶことが多かったです。考えさせられました。
http://www.shaho.co.jp

7.月刊ビミーでの書評も引き続き。別名でトーキングヘッズというリトルマガジンにも原稿を書きました。もしよろしければ、浜松町の名酒センターで飲みましょう。

8.残念なのは、書籍の編集などを請負っていたH出版社が実質的に破綻してしまったことです。不可抗力とはいえ、出版企画を進めさせていただいたたくさんの著者をはじめとする取引先の方々には、大変なご迷惑をおかけすることになってしまいました。本当に申し訳なく思っています。このことが、とりわけ著者の方々をどれだけ傷つける結果になったか、とても心が痛みます。

9.とはいえ、過去を振り返ってばかりいても仕方ありません。今年は今年で、新たな仕事もやっていきたいと考えております。また、本を書くかもしれませんし、現在プロデュース中の本もいくつかあります。新しいメディアでも記事を書きたいと思いますし、書く以外にも、セミナーの企画のような仕事もさらに展開したいと思っています。

 今年も昨年以上にたくさんお世話になると思います。どうかよろしくお願い申し上げます。