国民新党のポジション

いくらなんでも、あの政党CMはちょっとすごいとは思った。
けれども、わからないでもない。
国民新党のポジションっていうのは、ウェットな政治、55年体制にも似た、利権を大事にしたものなのだから。
利権というと、悪いみたいだけれども、それは業界の代表であり、地域の代表として、そのアイデンティティを優先させてきた、そういうものだと思う。だから、仲良し社会を大事にする、そして戻りたい場所として亀井が「おかあさん」と歌う。あまりにもよくわかることではないだろうか。

小泉政権になったときに、より大きな強い日本というものにアイデンティティが回収されてしまい、亀井も綿貫も居場所がなくなってしまった。
でも、ウェットな中で、誰にも居場所がある政治、というのは、それはそれで需要がある。
というか、けっこう社会主義的な発想で、地方にも手厚く、ということは考えないといけないとも思う。

でもやっぱり、あのCM,ダメじゃん。