教育再生国会

冗談だろう、と思う。
今回の通常国会のテーマは、そうではなく、格差是正のために、契約社員やパートの待遇を引き上げたり、偽装請負を「なくしたり、そういう労働環境を整備することだ。
ホワイトカラー・エグゼンプションが見送られたのだから、これに乗じて、民主党社民党はこの点に攻勢をかけるべきだ。
景気がとりあえずよくなるにしたがって、労働配分率は低下している。そのことが、個人消費の足を引っ張っているのであれば、そこに力を入れるべきなのだ。
そして、そこを長期的に争点にするように世論に訴えていかなければ、また無意味な争点で選挙が行われる。
つまり、どうでもいいような郵政民営化で選挙が戦われたように。
そしてまた、選挙後には再びホワイトカラー・エグゼンプションの話題が出てくるのだが、それを封印するためにも必要なのだ。

教育再生が緊急のテーマでは、絶対にない。
何一つ、定量的に修正すべき課題は出てきていないではないか。