こちら葛飾区水元公園前通信681

 いよいよ、今週の月曜日は、「のだめカンタービレ」が最終回ですね。
 今年最大のヒットとなったドラマということですが、かみさんに言わせると、原作よりも面白い、とか。いい感じで役者がはまっていて。
 この秋の連続ドラマということでは、最初は綾瀬はるかとか長澤まさみとかそういう女性の俳優が話題になっていたわけですけれど、上野樹里だったという、そういう見方をしてしまうのかもしれません。
 別の見方をすると、とりあえず「化粧品のコマーシャルに出る」ということは、一つのアイドルとしての役者の条件のようになっていて、井川遥伊藤美咲綾瀬はるかもそうなんだけれども、「のだめ」の場合は、それが脇役にはまっているあたりは、何とも、そのスタンスから、製作側の考え方がわかるっていうか。
 つまりは、ゴージャスなコメディ路線っていうことで。しかも、変化球を投げっぱなし。クラシックがテーマなのに、「ベートーベン第7番」とか、あまりクラシックに興味がない人は知らないような曲を引っ張ってきて、聴かせてしまったり。
 本当に、アイドルをたよりにしない作品なのではないか、と思うのです。

 そういうわけで、「のだめ」を見ていたら、やっぱり会社を辞めようと思ったのでした。
 また、遠藤ミチロウインタビューみたいなことをしたいなあ、とか、そういうことです。あるいは、おいしいお酒につきあいたい、と。
 ミューズとバッカスに背を向けてはいけない、そう思ったのでした。