三原神社・下社

tenshinokuma2014-08-15

今週のお題「ふるさと・夏」

 三原山の神社の下社は小さな祠である。
 さて、今日は敗戦記念日というか終戦記念日というか、そういう日。
 この国では、ずっと終戦記念日といってきたけれど、それはそれでいいのかもしれないと思う。終戦という言葉に対し、自分たちが負けたという意味はない。それは多くの人にとって、戦争を主体的に参加していったものではなく、巻き込まれたものだと解釈するのであれば、成り立つ話なのだと思う。そして、この国が1945年を境に、新しい国になっていく、過去をひきづらないでいく、というのであれば、それで良かったと思う。だからこそ、憲法が新しくなり、主権在民が強く言われ、戦争放棄という選択をした。
 けれども、そうではない、1945年以前の日本を取り戻すのであれば、それは敗戦という言葉を使うべきなのだと思う。
 ぼくは、終戦記念日でいいと思う。けれども、その言葉を使う中で、1945年以前の大日本帝国を、この国とは異なるものとして、きちんと評価をしておく必要があると思う。終戦というのは、何かをごまかすための言葉であってはならない。
 そして、終戦記念日が、旧盆に重なっているということの偶然を、もっと深く考えてもいいのではないだろうか、とも思う。こんなに、過去を考えやすい時期にあるということに。