末広湯

tenshinokuma2013-08-08

 昨日行った、葛飾区の宝町にある銭湯。といっても、最寄駅はお花茶屋かな。四つ木駅からは、水戸街道を横断しなきゃいけないから。
 とても古いたてもので、ここもまた昭和の香りがする。店内は節電のためか、薄暗いのだけれど、そもそも現代人は明るい照明に慣れ過ぎているので、慣れるとこのくらいが気持ちいい。
 脱衣所の真ん中にはロッカーもテーブルもなく、広々とした感じ。大入りの木の額が何枚か、千客万来の額も時代を感じさせる。
 浴室のとびらには、ぬるい湯は百薬の長、熱い湯は百害あって一利なし、という張り紙。実際に浴槽のお湯は、まったり入っていると快感なほど、ちょうどいいぬるさ。
 ペンキ絵は2004年12月8日に書かれた、早川画伯のもので、美保の松原から見た富士山。すっきりした絵がなかなか美しい。この絵を見るだけでも行く価値ある銭湯。
 桶は木桶。右腕が痛いので、ちょっと重くてつらいけど、こういうのもいい雰囲気。
 曳舟川親水公園の道を歩きながら、この銭湯に向かうというのは、散歩のコースとしてもいいと思う。