敬老の日

tenshinokuma2012-09-18

今週のお題「おじいちゃん&おばあちゃん、ありがとう」
 昨日は敬老の日。父方の祖父の命日である。敬老の日が命日なので、毎年日付が変わる、めずらしい人である。
 父方の祖父母は、母親と折り合いが悪かったということもあって、ありがとう、とは言いにくいな。祖母にはかなりかわいがってもらったわけだけど。
 というか、母方の祖母にしても、孫なんてくさるほどいるので、だからどうした、くらいのものだ。自分の子どもたちが、ぼくの母親のことが好きなのとは、ずいぶん違うな、とも思う。
 その父方の祖父母が暮らしていた、いわば父の実家ももうすぐ取り壊される。そこではぼくも5歳まで暮らしていた。中のものが整理ができていないらしくて、けっこう大変みたいだ。ぼくとしては、祖父の句集を形見にもらっているので、もうあとはどうでもいいって思うわけだが。
 まあ、句集を読むと、実際の祖父母のイメージが変わるっていうことは、前に書いたっけな。そんなもんである。
 感謝とか、そんなものではない。ただ、ある部分はリスペクトするし。戦後の何もない時代を子どもを9人も育てたわけだし。でも、そのうち長女と長男については、外に一度出していて、ぼくの親父も田舎の叔父に預けられ、そっちが実家みたいな気持ちになっているからな。そういや、ぼくが親父の実家にいるとき、親父は単身赴任みたいな形で仕事をしていた。まあ、そういうことがあれば、なおさら親父としても実家という気持ちはしないんだろう。
 その後、ぼくと弟を連れて、母親ともども実家を出たわけだが、母親に言わせると、そのアパート暮らしの時代が一番幸せだったらしい。親父も稼ぎは悪くなかったし、母親も仕事をしないですんでいたし。何より、舅も姑も小姑もいないし。
 うーん、ぜんぜん、ありがとう、じゃないな。