PCを買った

tenshinokuma2011-01-19

 ということで、引き取ってきた。で、新しいパソコンを早速、と思っていたんだけど、結局、まだ開封していない。もうめんどうなので、このまま自宅に持って帰って作業しようと思うのであった。
 島田ゆかの「バムとケロのもりのこや」を買った。ひさしぶりのバムケロである。
 円城塔の「Boy's Surface」を読んだ。何となく、宮内勝典に近い印象を持った。というのは、何か変だろうか。ぼくたちがぼくたちであるということは、可能性の1つにすぎない。その可能性を絶対化することはできない。そうしておいて、何が残るのか。一般的なラブアフェアを扱うラブストーリーも、可能性の1つにすぎなくって、別の可能性の中でラブストーリーを組み立ててみることは可能だ。その上で、共通するかもしれないものが、絶対的な恋愛の要素として残る可能性があるのかもしれない。そんなことを思う。
 そんなことが、宮内とどう関係するのかっていうのは、印象の話でしかないのだけれども、「焼身」も「魔王の愛」も別の視点、別の思想から可能性を示すことではなかったのか、とも思ってしまう。
 ぼくは、絶対的なもののなかに居心地の良さを感じてしまうので、そういうところが、宮内の小説の違和感なのかもしれないとも思う。それは、円城の小説が評価すべきことと同じで、悪いことではない。