エリカ様

tenshinokuma2009-11-10

 エリカ様といっても、沢尻はつかない方。DHCのCMなどに登場するモデルのErika様。テレビの実写版の「キューティーハニー」では不気味な敵役をやっていた人。
 実は、先週土曜日、性と健康を考える女性専門家の会の創立記念日映画会に行って、「レイ、初めての呼吸」と「あぶあぶあの奇跡」という2本の映画を観てきたのだけれども、そのうち「レイ、初めての呼吸」の主演が、エリカ様なのである。テーマはというと、沖縄での海兵隊による女子高生暴行事件で、その10年後に自分を暴行した男性の息子を拉致するというところからスタートする話なのだけれども、エリカ様のクールな美しさをすっかり堪能してしまった。いや、けっこう深い映画です。怒りはどこにも持っていけないし、改心した男性がいる教会で歌われている曲「Deep River」の深い川ってヨルダン川だし、ということを、エリカ様の美しさを通じて、胸にささってくるという。
 この映画、この日が日本初公開だとか。これから大阪での上映は決まっているが、東京では決まっていないとか。でも、エリカ様を見ているだけでも価値がある映画だし、そのことを通じて、沖縄という場所、宜野湾というところがあり、事件がかつてあった、これからもあるかもしれない、ということもわかってもらえればいいのではないか、と思うのであった。
 「あぶあぶあの奇跡」はドキュメンタリーですが、これもいい映画でした。これは、別のところで、レビューを書く予定。知的障害者による楽団の20年以上にわたる記録。知的障害があっても、感情は成長し、大人になる。ひょっとしたら、盲目の人の聴覚が研ぎ澄まされるように、知的障害者の感情もまた研ぎ澄まされるのかもしれない、とも思いました。
 写真は、上映会場だった芝にある女性と仕事の未来館のカフェのランチ。プチ丼2つとサラダ。分量はともかく、味はまあまあ。マグロ丼はちょっとしょっぱかったけど、玄米の感触がとてもよい。オムライスはおいしかった。