「パワー」を読み始める

ル=グインの「西のはての年代記」を読んでいる。「ギフト」「ヴォイス」ときて、ようやく「パワー」を読み始めた。
今のところ、ル=グインの老成というものを感じている。というのは、これまでの作品と大きく違うところがあるからだ。
これまでの作品というのは、主人公がどこかから別のどこかへ行く話だった。でも、この本はそうではない。出発前の話なのだ。
人を旅立たせるまでの、根源のところにフォーカスをあてている。
そう感じている。

若の鵬が訴訟を起こした。
たぶん、若の鵬の方が正しい。
保身のために、切り捨てられた、ロシア人力士たちはそう感じているはずだ。

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絶望ポーカーの結果である。