こちら葛飾区水元公園前通信687

 この3連休はいかが御過ごしでしようか。
 昨日は、かみさんの発案で、家族で「ヒーリング・ヴィラ印西」に行ってきました。
 北総鉄道印西牧の原駅の前にある施設で、いちおう温泉だったりします。
 露天風呂などいろいろな風呂やプール、足湯、サウナ、岩盤浴に自然食レストランといった設備が入っていて、入浴料そのものは1500円と安いっていうのはいいですね。
 もっとも、そこまで行くのに北総鉄道の運賃が高かったりしますが。
 温泉はけっこうしょぱいし、効用は謎ですが、まあそこはそれ。サウナもまた、お風呂に設置してあるスチームサウナだけではなく、設備内着のまま入る麦飯石サウナやら−2℃の冷霧サウナやらその他いろいろ。みんなごろごろして仮眠したりして。というか、ごろごろできるスペースがサウナだけではなく、廊下などさまざまなところにあったりして。
 ほんとにいろんな人があちこちでごろごろしているのって、不思議な光景だなあって思うのでした。
 自然食レストランはビュッフェ形式なのだけれど、けっこう地味なごはん物がおいしかったりします。おかゆとかそういうものですね。大人1800円は安くはないけれど。
 着いてまず、青空の下で露天風呂、帰る間際も星を見ながら露天風呂。
 とまあ、そんな施設で半日もだらだらして、ヒーリングされたのでした。

 この土曜日は、町内会の総会でした。今年は組長をすることになってしまったので。組長といっても、たいしたことをするわけじゃなく、主な仕事は町内会費や募金の集金と回覧板の管理くらいなんですけど。10年に一度しかまわってこないので、まあいいか、というところです。
 総会の冒頭、町内会長が2007年問題について、ちょっと発言していたのが印象的でした。団塊の世代が退職し、町内に帰ってくるということです。仕事中心の生活が町内中心に変わってくるということで、その対応ということです。
 おそらく、介護予防関連で行政からすでに相談されているんでしょう。高齢者、とりわけ要支援予備軍について、町内会としてそうした人を把握することを支援してほしい、というような。
 とはいえ、町内会のこうした把握には問題もあります。アパート・マンションの住人は町内会に入っていなかったりしますから。定住を前提としていないという。本来は、そういう人も町内会には入って欲しいねすけれども。それなりの公共的役割に対して、そう高い会費ではないのではないか、と思うんですけど。
 そんなわけで、実は介護保険関連の取材の参考にしようなどと思うのでした。

 近藤ようこの「宝の娘」(ぶんか社)は、何かあっさりした話がたくさん収録されていて、変わってきたなあって思うのでした。昔のどろどろした感じがまるでないのです。運命は運命、それなりに拘束もされるけれども、だからといって、難しく考えない。
 それなりの年齢に達して、何か悟ってしまったような、そんな感じの本です。

 えーと、イエローテイルのメルローは、葡萄の特徴を出しすぎたお買い得ワインでした。
 オーストラリアワインのイエローテイルはアメリカ市場でけっこう売上を上げているのですが、白はシャルドネ、赤はシラーズでそこそこおいしいワインをそこそこリーズナブルな価格で造っているというのが特徴でした。ヒーリング・ヴィラの自然食レストランでもボトルを用意していました。
 そこで、カベルネ・ソーヴィニヨンメルローも造るようにしたのですが、カベルネはちょっとバランスが悪いというか、持ち味の渋みが半端だなあと思ったのでした。メルローは、濃い味わいのワインなる種類で、熟成に耐える葡萄なんですけれど、その味わいを引き出しすぎていて、1本飲むとけっこう満足してしまう、というか2本は飲めない、そんなワインでした。
 イエローテイルの戦略が、シラーズ以外の葡萄ではどうなるかって思ったのだけれど、逆にシラーズを中心品種に選んだのがよくわかるっていうものでした。

 とまあそんなわけで、また忙しい毎日がやってくるのでした。