仕事の新年のご挨拶をアップします。
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あけましておめでとうございます。
旧年中はたいへんお世話になりました。
さて、現在私が主にお仕事をさせていただいている、エネルギー業界も介護保険業界も、いずれも激動の時代かといっていいと思います。
とりわけ、エネルギー業界は電力システム改革が進み、来年4月には電力小売り全面自由化がスタートします。それが具体的にどのようなものになるのか、まだこれからですが、少しでもいいものになるよう、情報を発信していきます。少なくとも、「どこからでも電気が買える」というつまらない話ではないでしょう。
それから、自由化に合わせて、地域エネルギー事業が注目を集めています。これまでの自然エネルギー促進と異なるのは、需要サイドの取り組みもあることだと思っています。また、地域エネルギー事業は、地域の人材や産業、インフラなどの「資源」を発見し活用していくものですが、これは介護保険における地域包括ケアとよく似ています。エネルギーの地域包括ケアですね。
今年末には、パリでCOP21が開催されます。ここで、2030年以降の温室効果ガス排出削減の枠組みが決まることになっています。日本は米中の圧力で想定以上の削減目標の上積みを迫られるのではないかと思います。でも、それがイノベーションをもたらすので、悪いことではないとも思います。
昨年の仕事の上のトピックとしては、「電力・ガス業界の動向とカラクリがよーくわかる本(第3版)」(秀和システム)を11月に刊行したことです。福島第一原発事故以降の電力・ガス業界の姿を示すものです。ぜひ手にとってみてください。
この他、昨年同様に、「週刊エコノミスト」「分散型エネルギー新聞」「電気と工事」「介護保険情報」「ガスエネルギー新聞」「環境新聞」、新たに「新建ハウジング」などにも原稿を書かせていただきました。もちろん「トーキングヘッズ叢書」や「月刊BIMY」にも。あと、こっそり「週刊金曜日」にも投書したり、とか。
それから、「INDUST」の連載を「エコ・ブランド・エクイティ入門」というタイトルで電子書籍化する予定なのですが、進んでいません。これは何とかします。ブラック企業とブランドの関係とか、そういった内容も収録されています。
ついでに、今年は電力システム改革と、とりわけ小売り全面自由化をテーマにした本も書きたいのですが。どうなることやら。
今年もたくさんお世話になりますが、どうかよろしくお願いいたします。