年賀状

tenshinokuma2014-01-01

 あけましておめでとうございます?
 うーん、あまりおめでたい気がしません。すみません。もちろん、安倍政権が云々っていうのはあります。でも、結局のところ、それをつくってしまったのは、この国のマジョリティなわけで、その意味では、鬱な気持ちの根は深いです。それでも希望を持っていかなきゃ、といったところです。というか、それがおまえの仕事だろ、と言われれば、その通りですね。
 そんなわけで、今年もよろしくお願いいたします。

1. 仕事の方は、昨年はどうにか途切れることなくあったので、無事にすごすことができました。「週刊エコノミスト」などで、記事を書かせていただきました。新しい仕事としては、「ガスエネルギー新聞」と「環境新聞」でコラムの連載を担当させていただきました。また、単発ですが、「月刊リベラルタイム」の今年の1月号、「業界予測2014」にそれぞれ寄稿させていただきました。あと、こっそりと「週刊金曜日」に投書したりもありましたが。

2. 「トーキングヘッズ叢書」にも、どうにか寄稿させていただきました。こちらは、わりと書きたいことを書いているので、仕事で書いたもの以上に、読んでいただけたらと思っています。いちおう、サブカル系ということで。

3. 昨年はトレッキングがついにできなかったのですが、今年は行きたいですね。息子も4月には中学生になるので、一緒に釣りに行く機会も減るでしょうから、ちょうどいいかもしれません。魚をおろす技術は向上したので、残念ですけどね。あと、娘はというと、高校1年生になりました。元気に学校に通っています。

4. 小学校のPTA会長も、今年の春までです。何だか、比企谷八幡が生徒会長をしているようなノリだったので、居心地が悪かったのですが、どうにか無事に勤め上げられそうです。副会長のみなさんには迷惑をかけてばかりでしたが。中学校では、PTAはやりません。でも、高校は昨年に引き続き、広報のお手伝いだけはさせていただきます。えーと、町内会は抜けることは無理そうですね。

5. 今年の本といえば、小説なら、アンナ・カヴァンの「アサイラム・ピース」、クリストファー・プリーストの「夢幻諸島から」、ジャン・エシュノーズの「稲妻」、いとうせいこうの「想像ラジオ」かな。あとは、辺見庸の「いま語りえぬことのために」、森達也の「「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい」、竹村和子の「境界を攪乱する」です。先の鬱な気持ちとも共通するのですが、辺見や森の考えていることが、自分の考えと似ている気がします。

6. 音楽は、新譜ではやなぎなぎの「エウアル」をわりとよく聴いていました。昔の音楽なら、Yes系を別にすると、BostonとKing Crimsonと睡眠用のBrian Enoアンビエントが多かったかな。

7. 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」と「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました」が、今年の好きな番組でしょうか。集団に流されずに“ぼっち”でいることや、勇者≒軍人という職業がない世界が肯定されるこれらの作品は、この国の中でも、数少ないまともなものだと、本気で思っています。まあ、ぼく自身が、集団とか群れることが嫌いだっていうのもあるのですが。

8. そうそう、Wii uを買って、Wii Fit uをダウンロードしたのですが、あまりやっていません。娘に占拠されているからか、「ドラゴンクエスト10」をまったりとやっているからなのか、どちらの理由かはわかりませんが。おかげで、体重はあまり変わりません。

9. 東京ヤクルトの最下位はもっとも残念なことでした。でも、バレンティンがホームランを60本も打ったし、小川が最多勝+新人王ということで、明るい話題もあったからな。神宮球場では子どもたちとバレンティンのホームランと畠山のサヨナラ満塁ホームランを見たので、これはけっこう満足しています。

10. ということで、今年もよろしくお願いいたします。