信夫山

tenshinokuma2010-10-03

 旅館でみんなと別れたあと、福島市内にある信夫山公園へ。
 亡くなった先輩は、週刊金曜日の福島読者会の会報として「信夫山通信」というのを発行していた。読者会の会場がこの近くだったし。というか、御山角屋というお店だったんだけど、そこでお昼を食べることにする。
 信夫山公園って、ちょっとした公園かと思ったら、小高い山。自動車であらかたまわることができるけど、護国神社や羽黒・湯殿・月山といった神社はあるし、お寺もあるし、公園内公園というか、アスレチックの場所なんかもあるし、歩き回るだけでたいへん。福島で御山といえばここ。英語だと、The Mt.ということになるのだろうか。
 でも、市内にこれだけ広い山がある、というかむしろパワースポットといった感じの場所があるのは、悪くないと思う。
 信夫山はしのぶやまとよむ。のぶおやまではない。故人をしのぶ会の帰りにしのぶ山に行くというのは、しゃれみたいだけど、そういうつもりはない。
 予定では、午前中、軽くまわるつもりだった。でも、駅から「信夫山循環」というバスに乗ったのに、いっこうに信夫山につかない。何のことはない、そんな名前の停留場はなく、信夫山のまわりを循環していたというわけ。ということで、一周して駅近くなって、御山角屋の看板に気付き、下車したというわけ。まぬけだ。それから、信夫山を一周し、主要な神社やらお寺やらをおまいりして、御山角屋で蕎麦をいただいた。
 帰りは、さすがに宇都宮までは新幹線。福島−宇都宮間は普通列車がほとんどなかったし、そもそもここがいちばん時間がかかる。3時間かかるところを、新幹線で45分。宇都宮からは普通列車で2時間くらいで金町まで戻れる。列車の本数が多いからね。
 結局、「メイスン&ディクスン」の上巻を読み終わらなかった。
 写真は、信夫山の薬師寺峰展望台から飯坂温泉方向を撮影したもの。