昨日のトレッキングは、目先を変えて、茨城県方面です。考えてみたら、この方向はアクセスがいいのです。とはいえ、北関東の近場は基本的に低山。まあ、足慣らしにいいかな、ぐらいに思っていました。
ゆるい上りを歩いていくと、いきなり石段。けっこうあります。まあ、登った先が愛宕神社になります。もっとも、車でも行けるように別の道もあるんですけどね。13人の天狗も祀られている、かつては女人禁制だったということです。というか、そう書いてある石も立っている。
本社の裏に奥の院となる飯綱神社があり、そのさらに奥に13人の天狗を祀った社があります。
ここから、乗越峠を越えて、難台山に向かうのですが、神社にはその方向を示すものが何もなく、ちょっと迷いました。でもまあ、いったん駐車場に降りると、案内板があり、ルートが確認できます。そしてここからが本格的な山道になります。
山道といっても、けっこう広い道なのですが、というのも、防火線を兼ねているからです。急坂もなく、ゆったりと歩けるし、里山なので豊かな緑を感じることができます。土ですべりやすいということを除けば、なかなか快適なハイキングコースです。
最初のピークが南山。標高382m。なかなかいい休息スポットです。この先、団子石峠、大福山と和菓子的なスポットを過ぎ、天狗の奥庭を過ぎ、屏風岩を見上げ、難台山へ。標高553mが、この日のピークです。多くのハイカーはここでごはんです。ここから引き返す人も多いのです。
難台山からの下りはちょっと急ですが、ジグザグに歩けるようになっています。滑らないように注意しながら下ります。
道祖神峠で、車道を渡り、ここからは石岡市と笠間市の境界線をトレッキング。吾国山までのルートは、右手が風通しが良く、見晴らしもいいです。丹沢や奥多摩とちがって、眼下の景色が水田っていうのも、なんか新鮮ですね。
吾国山は標高518m。田上神社があるのでお参り。ここまで来れば、あとは下るだけです。
でも、ここから先の山道は、美しいブナの林の中を歩くことになります。季節によってはカタクリもはえているということですが、なかなかいい感じの新緑ですね。ただし、暑くなってくると、虫があつまってきて顔のまわりをぶんぶんと飛んでいるので、かなりうっとおしいです。
降りた先、しばらく田園地帯を歩けば、福原駅です。
危ないところもないし、トータルのアップダウンもけっこうあったのですが、里山を楽しむという点ではなかなかいいコースでした。ただ、虫が少ない初春か晩秋がいいかな、とも思うのでした。