こちら葛飾区水元公園前通信918

 こんばんは。

 

 ゴールデンウィークは終わってしまいました。いかがお過ごしでしたでしょうか。

 こちらは、トレッキングとか。

 

 5月3日、日帰り丹沢山。過去にも一度、日帰りで丹沢山に登ったことがあります。そのときは、大倉から訓練尾根経由で塔の岳、丹沢山、丹沢三峰、高畑山と縦走して、宮ケ瀬の方に出ました。一般的には、一泊二日のコースなのですが、コースタイムを計算すると、まあ、日帰りで行けなくもない。そう思って25年前に歩いたのです。そのときの印象は、まあ、たいしたことないな、というものだったのですが。

 今回は、大倉から鍋割山を経由しました。前回より距離はありますが、上るのに楽なルートです。まあ、詳しいことはブログに書きましたが、丹沢山まではなかなか気持ちよく歩けました。鍋割山の上りがちょっときつかったですが。

 問題は丹沢山から宮ケ瀬方面のコース。道は荒れているし、鎖場とか岩とかいろいろあって、木の階段もぼろぼろで。あまりおすすめできるコースではなかったです。

 10時間近いトレッキングになりましたが、けっこうしんどかったです。もう二度と、丹沢山日帰りはやらない、と思いました。

 

 以下、ネタバレになるので、注意。

 「新劇場版 新世紀ヱヴァンゲリオン:||」を観てきました。なんか、みんな褒めるし、娘も観てきたというので。

 まず、前提として、ぼくは新劇場版のこれまでの作品を、評価していません。製作する理由が見当たらないからです。「序」はまあ、あまり変わっていない。「破」は新たな展開を思わせたのですが、「Q」はちょっと中味がないんじゃないか、と。

 ぼくとしては、「劇場版 Air/まごころを君に」で完結したものだと思っていました。

 SFセミナーでテレビ版が終了した時に、庵野は時間がなかったのであのラストになったが、本当は激しい戦闘シーンにしたかった、と述べていた記憶があります。そしてその戦闘シーンを含む劇場版が、まさにテレビ版の最後の2話にとってかわる形で公開されました。

 その後、庵野は「エヴァ」について「終わったことですから」とどこかで語っていたようなきがします。

 ぼくの「エヴァ」の解釈というのは、碇シンジが母親=綾波から自立し、他者=アスカに向かう、というものでした。最後に「気持ち悪い」と拒絶されます。そうされることによって、シンジが大人になるきっかけを持つ、というものでした。もっとも、それにしては世界がどうにかなってしまっているのですが。

 では、「シン・エヴァ」はどうなのか。「:||」で、いちおうの完結となるのですが、第一に、碇ゲンドウの考える人類補完計画の軽さが、なんとも言えません。たかだかそんなことなのか、と。碇ユイを失ったということで、そんなインパクトを起こしてしまうのか、と。父親と息子の物語は、あまりにチープです。

 そして、碇シンジですが、最後はマリを結ばれるということになっています。びっくりです。シンジとマリの間には、恋愛関係になるような伏線がなかったと思います。でも、それはそのはずで、マリは綾波レイにとってかわる、新たな母親だからです。マリはアスカとシンジにとっての母親としての位置関係にあります。

 青年になった碇シンジが、なお、マリの庇護の下にある、そういうラストは、旧劇場版からの後退としか思えません。どれほど映像が進化したとしても。

 正直に言えば、前半の車両基地のような集落での話には違和感ありまくりだし。なんか、無理があるというか。見ている分には、時間を感じさせないので、それはそれでいいんですけどね。

 

 とまあ、そんなことで、おやすみなさい。

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