名酒センター浜松町店

昨日はひさしぶりに、浜松町の名酒センターに。
去年から芝大門で仕事をしているのだけど、忙しかったり、コロナだったりでなかなか行けなかった。
でも、ツイッターで、11月11日は立ち飲みの日ってあったので、夜、仕事を片付けてから、8時くらいにふらっと。
ということで、最初の3杯は、先代社長のつくった「とんでもねえ」、FBのフレンドでもある「黒牛」、尊敬する蔵元でもある「天鷹」で。どれも安定したおいしさ。「黒牛」はボディが強いのだけど、その調整とか、純米酒にしか「黒牛」ブランドを使わないこだわりとか、名手社長からいろいろ学んだっけ。「天鷹」の尾崎社長、震災のあと、蔵を立て替えたのだけど、けっこう省エネ技術が入っていて、エネルギー面でも見る価値ある。SDGsの見本みたいな蔵だけど、エネルギーだけじゃなく、オーガニック清酒で初の鑑評会金賞とか。労働環境を良くするため、通年雇用できるよう通年醸造にし、女性も働ける設備にした、とか。
この日は現社長のゆうこりんがいて、いろいろお話した。先代の奥様だ。新潟限定の「越乃寒梅」をごちそうしてくれた。これがすごくきれいなお酒で、ちょっと良かった。最近は「越乃寒梅」は純米吟醸がふつうの値段でスーパーで買える。いい時代だと思う。だからこそ、再評価してほしいな、と思うお酒である。
2クール目は、新しいところで。「理可」は、「石見銀山」をつくる一宮酒造。蔵元の娘さんが杜氏になったとか。昔、名酒センターでバイトしてたんだよな。はっきりした味わいのお酒になってて、若い世代はこうだよな、と。「朝紫」は茨城県の木内酒造。「ネストビール」とかつくってるとこ。那珂のほうなので、うちの会社とも縁があるかも。古代米のお酒で、紫なのだけど、ワインの新酒ようなフルーティさがあって、なかなか発見もの。ゆうこりん推薦の「トミツル」、うすくにごっていてまったりしてて、なんかよかった。
名酒センターにあるのは、流行りの日本酒ではなくこだわりの日本酒だな、と。その浜松町店だけど、11月29日で閉店とのこと。24日からは要予約だそうです。
存続するお茶の水店は、湯島天神近くで、特に土日ににぎわっているとか。

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