いなり湯

木曜日に行った銭湯は、横浜市の山て駅近くにあるいなり湯でした。
実はここに来る前に、まず、大口駅近くの福助湯に。ケガのため休業中というのがずいぶん前にあったのですが、営業再開しているといいな、と。でもまあ、覚悟していったのですが、やはり休業中。これだけ長く休業していると、再開は難しいかな、と不安になります。
で、まあそれはそれとして、次に向かったのが、石川町の年中無休のえびす温泉。ところが、こちらも休業。運が悪いというか、10月28-30日設備修理のための休業でした。
こうなると意地でも、銭湯に。
ということで、隣駅の山手にあるいなり湯に行ったのでした。
ここはなかなか時代を感じさせる銭湯です。玄関は男湯と女湯に分かれています。それから、玄関のところに拍子木があります。これ、昔、三助さんがいたときに使っていたというもの。説明によると、鳴らした数で男湯か女湯かということ。
もう三助さんはいないんですけどね。ということで、番台でお金を払い、入浴。
浴室はそこそこ広いです。背景は、丸山絵師と勝海麻衣さんによる瀬戸内海。豊かな海です。勝海さんも、銭湯の背景のペンキ画だったらぱくっても問題なかったのにな、とちょっと思います。
浴槽の形はちょっとかわっていて、窓側にちょっとカーブ。広い浴槽に白湯がたっぷりです。温度は適温。よく温まります。
一方、黒湯もあります。でもこれがただものではなかった。電気風呂を兼ねていて、うっかり入るとしびれます。黒くてどのあたりが電気なのか、見ただけではわからないのだけど、背後に電気のエリアが示してあって、電気が嫌な人はそのエリアに。決して大きな浴槽ではないので、ちょっと窮屈かな。黒湯はちょっと熱めです。
とまあ、そんな感じで、黒湯のあと、もうちょっと白湯につかってまったりと瀬戸内海を見たりして。
そうそう、脱衣所には水槽があって、大きな金魚。体重計だけじゃなく、ぶら下がり健康器やエアロバイクなんかもあって、レトロなわりにはそのあたりの充実もなかなかおもしろいです。

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