一の湯(ひさしぶり)

昨日の銭湯は、足立区神明にある一の湯。すでにここで報告されているように、5月5日をもって閉店します。行ったのはその前日です。
前回は、けっこう苦労して自転車で行ったのですが、今回は徒歩です。
実は、水元公園の先、三郷市を抜けて八潮市、中川にかかる潮止橋を渡ってちょっと下ると、足立区に入ります。そこの桁川ぞいに、神明・六木遊歩道があります。これがなかなかワイルドな道なのです。運動不足にちょうどいい散歩コース。この道を2キロ弱歩いたところに、一の湯があります。
ということで、裏手にあるお稲荷さんにおまいりしてから、入湯。
閉店の前日にしたのは、明日がしょうぶ湯で混雑が予想されるから。なるべく空いているときに、と思って。
見た目は大きい銭湯ですが、内部は少し寸詰まりな感じがします。というか、浴室に奥行がないので。でも、そのかわり、背景は、今では貴重となった、早川絵師による西伊豆から見た富士山。夕日があたっています。女湯との間にかかる、大きな富士山は、なかなかすてきです。
あらためて早川絵師の絵を見ていて思うのは、グラディエーションの使い方というか、質感なんだなあと思いました。
お湯は適温よりやや低く、ゆったりとつかれます。しみじみとします。ぼく以外にジェットバスで足裏マッサージをしている人を初めて見ました。って、どうでもいいですね。
帰りはバスで綾瀬駅に出ました。
今日で閉店の一の湯ですが、なかなかぜひ、とは言いにくい現状ではあります。でも、遊歩道はおすすめです。逆方向に歩けば、水元公園もあるし、三郷市唯一の銭湯の大和湯もあります。
たくさん歩きたい方には、日暮里舎人ライナーの見沼代親水公園から歩くというのもあります。
コロナがおちついたらぜひ。

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