こちら葛飾区水元公園前通信778

tenshinokuma2011-06-14

 もう、あの震災から3カ月も経過してしまいました。でも、ぼくのまわりでこそ、日常生活が戻るのは早かったのですが、事態が改善しているという感じがしません。むしろ、別の困難さが顔を出している、そんな気がしています。
 たとえば、学校において、放射能の影響が、直接のみならず、いろいろあります。プールでヤゴを捕まえるという毎年恒例のイベントが中止になっています。学校によっては、給食を気にする保護者、牛乳を子どもに飲ませないようにしている保護者もいるとか。

 ぼくたちは、核を扱うべきではなかったのでしょうか。村上春樹のスペインでのスピーチは、扱うべきではなかったと述べています。でも、ぼくたちは、科学技術そのものが、ぼくたちがコントロールできないということすら、気付けないものだったのだとも思います。たぶん、論理的に、扱うことが可能であっても、それを論理的に使うことができるほど、ぼくたちは成熟していなかったのではないか、と思います。
 総体として、目の前の欲望を抑制できない。経済学では、経済的合理人というものを想定しますが、それほど進化しているというわけではないのでしょう。
 それでも、そのことを乗り越えて、進化していかなくてはいけないのかもしれません。

 アニメが噂になっていたので、とりあえず、コミカライズされた「魔法少女まどか☆マギカ」全3巻を読んでしまいました。
 何だか、セーラームーンエヴァンゲリオンを掛け合わせて、10倍くらいに濃縮しました、というようなものだな、と思いました。魔法少女というお約束のような設定を次々と裏切っていく展開は、どうよ、というのは、別に批判ではないのですが、プリキュアみたいなものだと思うと、痛い目に合います、というところでしょうか。
 スピンアウトの作品も読むべきなのでしょうか?

 荒木飛呂彦の「スティール・ボール・ラン」は完結しました。けっこう長かったので、しみじみと完結したんだなあ、と思うわけです。物語の間の時間って、40日くらいだったかな。最後は、怒涛の展開というか、それが登場するんですか、という驚愕で。

 驚愕といえば、「涼宮ハルヒの驚愕」ですか。前篇と後編、前作の「分裂」も先月読んだばかりなので、間をあけずに一気読みできたかな、というところです。
 あらためて、あいかわらずハルヒはどんどん活躍しなくなっていくな、などとも思ったりもします。驚愕するところは、そこでしたか、という驚愕のラストもあるのですが、個人的にもっとも驚愕したのは、国木田くんでした。彼がなぜ北高に進学したのか。いや、谷口君も意外なところでがんばっていたこともわかるのですが。
 とまあ、そんなこんななのですが、興味ある人は、1巻目から順に読まないとダメでしょう。

 あとは、アントニオ・タブッキの新刊「他人まかせの自伝−あとづけの詩学」(岩波書店)なんかも読んだっけな。
 そうそう、岩波書店といえば、「新編 日本のフェミニズム」は全12巻のうち、9巻分しか読んでいないことに気づいたので、残りの3冊も読むことにした。ということで、現在は「リブとフェミニズム」を読んでいるところ。

 えーと、PTAの会長になりました。長と名がつくのって、S○○○会の会長以来かも。そのS○○○会の会長も、何もしてなかったので、こういうのって、自分でも苦手だよな、とも思うわけですが。ガラじゃないし。でも、まあ、しょうがないですね。断る理由もないし。
 「もしPTA会長がドラッカーのマネジメントを読んだら」というノリでいこうか、と思ってます。そうですね、顧客の定義としては、生徒、ですかね。
 もっとも、会長の役割は、あいさつをすることと、そのためにけっこう土曜日がつぶれること、ですか。やれやれ。

 先日、6月5日には、ひさしぶりに釣りに行きました。いつもの場所。今回の最大の収穫は、20センチを超えるカワハギですか。釣ったのは息子。といっても、引き上げられないので、近くにいた人に網をだしてもらったんですけど。同じくらい大きなベラも釣れたし。このあたりを刺身にしていただきました。魚のさばきかたも、少し上手になりました。
 次は、7月下旬、ハゼを予定しています。というか、なかなか行ける日が少なくなってしまったものですから。

 最後に、今週発売の、週刊エコノミストのガス特集で、2ページほど書きました。また、読んで下さいね。
 ではまた。

 そうそう、写真は、今日の昼食、ナチュラルローソンタニタの食堂、豆腐ハンバーグ丼。カロリーが少ないというより、単純に量が少ないんじゃないかと思ったりもするけど、今日は早く仕事を終わらせなきゃいけないので、これでいいや。